介護施設で約15年間、現場から施設長まで経験してきました。
多くの方が体調を崩して施設に入る中で、こんな声をたくさん聞いてきました。
「本当は、まだ家で暮らしたかった」
「もう少し趣味を楽しみたかった」
「こんなところに入りたくなかった」
そうした言葉に触れるたびに、「もっと長く、自宅で自分らしく過ごせるような支援ができないだろうか」 と強く思うようになりました。
理想は、「もう十分家で過ごしたよ。そろそろ施設でもいいかな」と、本人が納得して新しい暮らしに向かえること。
現実には難しいことも多いですが、その“ギリギリのところまで”を家族や友人の支えと共に一緒に支えられる存在になれたらと思い、この仕事を始めました。